平成27年 京都薪能 in 平安神宮


 京都薪能 in 平安神宮行ってきましたレポ。


小狐丸の元ネタ「小鍛冶」を現代語訳した時「生の舞台を見たいけど機会が~」
とか言ってたら、あのあとすぐ「今年小鍛冶やるで!」って教えてもらったので!
歌舞伎とか文楽は何度か行った事があるんだけど、能の舞台を見るのは初めて。

6/1、6/2と2日間開催される京都薪能、初日と2日目では演目がすべて違う。
「小鍛冶」は2日目だったので、6/2(火)に参加です( ’ω’)


平安神宮に着いたのが16:40くらい。
開場17時予定だったんだけど、すでに開場待ちのお客さんがたくさん並んでいて、
17時を待たずに開場始まりました。
この日の京都の日の入は19:06。まだまだ空は明るい。



舞台正面の前列のほうはほぼ埋まってたんだけど前から20列目?くらいに
ポコっと一つだけ空いている席があったので確保!
昔はゴザ敷きだったそうだけど、最近はパイプ椅子みたいですね。
ぎちぎちに並んでいるので、ちょっと動くと隣の人と肘とか当たっちゃいます。
体の大きな人には辛いかも。


17:30、最初の演目「龍田」開始。
(上演中は写真・録音一切禁止なので写真は無いです)

【観世流半能「龍田」】


あらすじ http://www.tessen.org/dictionary/explain/tatuta
(銕仙会HP 「能楽事典」)

うん、あのね、ごめんなさい。すでに眠くなったよ・・・・ ( ˘ω˘)
何言っているかなんてわかるわけないし、地謠のリズムがものすごく
心地よくてだな・・・・。

やっぱり見どころは「作り物」と呼ばれる装置(なんて表現したらいいのか
わかんないんだけど、めっちゃ簡易なカバーつきハンガーラックみたいな・・・)
から龍田姫が出てくるとこですかね。

真紅の衣装は鮮やかで綺麗なんだけど「はーこれが能・・・・」とかぼんやり見てるだけで
いまいちこれといって感想が浮かばない。
地謠でも楽器でもない人が2人いて「この人たちは一体何の役を?」と思ったら
舞の合間に蔓(かずら)を直したり? しているのを見て、
「ああこれがパンフレットに載ってる“後見”って人か」と納得したりとか。

最初の演目からこの眠気で大丈夫か、とちょっと不安に・・・( θωθ)


18:05~火入れ式と理事長さんの挨拶。
堅苦しくて退屈そうだなあ、と思っていたら、理事長さんが大変お茶目な方で、
時々笑いを取りながら「難しいものと思われがちですが、気楽に見ていただいて
幽玄の世界を楽しんでいただけたら」というようなお話をされてました。


18:20~18:50
【観世流能 「経正」 替之型】

あらすじ  http://www.the-noh.com/jp/plays/data/program_042.html
 ( the 能.com )

これよかった!龍田での眠気を吹き飛ばしてくれた。
いわゆる「修羅物」と呼ばれるやつで、修羅道に落ちて苦しむ最後の部分は
足を踏み鳴らしたりして(これがまた小気味いいほど響く)ダイナミック。

だんだんと陽も落ちて、少し風も出ていたので髪がふわっと風に煽られたりして
野外ならではの雰囲気が出てました。
緑と白の上衣に山吹色の袴もかっちょよかったです。
シテ(経正)は杉浦豊彦さんという方でしたが、ものすごくよく通る素晴らしい声ですね。


おなかが減ったので、経正が終わって次の演目が始まる間に、
コンビニで買っておいたおにぎりをもぐっと詰め込み(*ꆤ.̫ꆤ*)
さすがに上演中に食べる人は近くにはいませんでしたが、始まる前とか合間に
結構みなさんお弁当とかパンとか食べてたよ。


18:55~
【金剛流能 「羽衣」 盤渉】

あらすじ http://www.the-noh.com/jp/plays/data/program_011.html
 (the 能.com )

天人めっちゃ声太い・・・(´っω・`)
いやまあみんな男性なんで当たり前なんだけど、素人なんでこういうとこすごい
気になっちゃって・・・・。

羽衣っていうとなんというか結婚式でよく見るふわーっとしたシフォンのアレ
を思い浮かべるので、折りたたんだ帯みたいな羽衣を受け渡しするのを見て
「めっちゃ重そうやな・・・」と思ってみてたら、

あ、それほんとに着て舞うのね( ’ω’)

漁夫が羽衣を返すと、本当にそれを着てクライマックスの舞踊るのね。
単なる小道具じゃなかったわ。
衣装もさることながら、簪がゆらゆら揺れて綺麗でした。でもちょっと眠かった。

終わるころには完全に陽が落ちて、ライトアップされた大極殿がバックに
ぼんわり浮かびあがって、雰囲気バッチリだよ~!(*⁰▿⁰*)


19:35~
【大蔵流狂言 「夷毘沙門」】

あらすじ: 娘の聟(むこ)を探す有徳の者が、鞍馬の毘沙門天と西宮の夷三郎に祈願し高札を立てると、両神とも自分が聟になろうと有徳の者の家に出かけて鉢合わせする。互いに相手をののしり自分を宣伝して口げんかとなるが、主人の願いに応じて宝を与え、両神とも福の神としてこの家に納まる。

(岩波書店刊 『日本古典文学大辞典』より)

これめちゃくちゃ面白かった!狂言なんでだいたい何言ってるかわかるし、
特に夷さまがめちゃくちゃコミカルで、何度か笑いが起きてた。
「くらまのびしゃではないか~!」

小道具も、なんかでかい鯛持ってたりして(釣りシーンでキャッチし損ねてましたがw)

オチがいまいちわからなかったんだけど、結局どっちも聟にはならずに
福の神として納まったということなのね。
宝物までちゃっかりせしめて、おい親父うまくやったな という感じ( ’ω’)


ラスト!!これが見たくて来たのよ!!!こぎつねまるー!!
20時~
【観世流能 「小鍛冶」】

管理人による 謡曲「小鍛冶」ゆるゆる現代語訳はこちら

前シテ・童子(稲荷明神の化身)が日本における刀剣の神性を語るところ、
異民族に火攻めにされたヤマトタケルノミコトが草薙の剣でバッサバッサと
草を薙ぎ払うところでですね、ちょうど風が強くなって、髪だの袖だの火の粉だのが
風に舞って、見てて╰('ω' )╯Ξ╰( 'ω')╯うおおお!!ってなりました。

もちろん演出ではなく偶然なんだけど、平安神宮だぜ?
場所が場所だし、神の1人や2人見物に来ててちょっとイタズラしてもおかしないやん?
くらいのタイミングの良さであった。

そしていよいよ、クライマックスの鍛冶シーン!
稲荷明神、全身真っ赤!!めっちゃパンキッシュ!かっこいい!!

と興奮しながら見てたらですね、

「・・・ん?頭になにか・・・・・え!?

  (;꒪ꈊ꒪;)狐乗ってる―――!!!


稲荷明神、真っ赤な髪の上に銀?白?の狐の形のプレートのようなものががが。
たぶん文字にしても意味がわからないと思いますので!!



※画像は朝陽会館(http://choyokaikan.com/nohgaku_gallery/kokaji/)のサイトより


ほらぁ( ’ω’) 
いやーびっくりしましたね、まさかああいう衣装があるとは思ってなかったんで。
実際の舞台だと、写真の衣装よりもっと全体的に赤かったです。ド派手だった。

現代語訳したこともあって、台詞も聞き取れたしやっぱり流れを把握していると
面白く見れますね。他の演目ももっと予習していけばよかったかな。

初めての薪能、とてもエキサイティングで楽しかったです。また行きたい。


持って行ったほうが楽しめる&快適に観劇できると思うもの
・虫除けスプレー
・上着 (蒸し暑かったり冷えたりするので調節できる格好のほうが)
・オペラグラス (衣装や面など細かいところ見たかった)
・おにぎりとか菓子パンとか(17時開場~20時半終了なので昼食以降何も食べない状態だとかなりつらいと思わます。












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