魔女の秘密展・内覧会



3/6の「魔女の秘密展」前日内覧会行ってきました。
展示物の撮影OK、音声ガイド無料貸し出しの特典つき。

公式: http://majo-himitsu.com/top.html





まず受付で音声ガイドを受け取る。
「最新型の音声ガイド機」と言うだけあって、ペンライト型ですごく軽い。
・・・が、しかしボタンを押して再生するのではなく、一緒に渡されたパンフの
数字をレーザーマーカー?でなぞると再生されるという仕組みなので、
ずっとパンフを持ち歩いて展示を見るか、いちいち取り出さないといけない。
却って煩雑だったんだけど・・・・(´・ω・`)


 これがその音声ガイド用パンフ。
「白猫バージョン」と、やや怖い内容の「黒猫バージョン」と2タイプあるが
わたし含めて前後の人たちがみんな黒猫バージョン選んでたww
ちなみに、ナレーターは佐々木蔵之介さんです!(*゚∀゚)=3



「撮影OKつっても、ごく一部の決まった展示物だけだったりして・・・」
と危惧してたんだけども、ほぼすべての展示物が撮影OKでした!!!
絵画も!拷問具も!!ミイラも!!!
撮影不可だったのは最後の漫画家さんの原画コーナーくらいでしたね。
むしろこっちが「い、いいのかな」と思うくらい撮り放題だったよ。



いっぱい写真撮れたので、個人的に興味深かった展示物貼ってくよ。
(画像クリックすると大きな写真見れます)





 【魔女のナイフ】(17~18世紀)

魔女のナイフというか、正確には「魔女から身を守るための厄除けナイフ」
魔除けのしるしがたくさん掘り込まれている。
守り刀のように持ち歩くのかと思ってたら、部屋の天井や扉に突き刺して
見える形の魔除けにしたそうだ。ハウルの部屋を思い出したよね。







 【マリアツェルの「飲むお札」】(18世紀or19世紀)

18~20世紀に民間薬として用いられていたお札。
絵を一片切り取って、聖人に祈りながら飲み込む(!)
信仰が生きていた時代の薬だなあ。
一種のプラセボ効果で、本当に楽になったりしたんだろうなと思う。







【トグル式ハンドプレス】(19世紀末?)

15世紀に活版印刷が発明され、情報の伝達が画期的に改善された。
これによって魔女や魔女裁判の報道が熱心に読まれ、知識人の書く本や
その挿絵によって、魔女のイメージが社会に定着していったと。







【四人の魔女】(1560年版/初版1497年)

ドイツの画家、アルブレヒト・デューラーの銅版画。
床に転がる頭蓋骨と脚の骨、炎に包まれた悪魔の顔(左端)は
“無常”と“罪”の表現だそうだ。







 【棘のある椅子】(19世紀)

木製の拷問椅子。
かの有名な鉄の処女・アイアンメイデンも後世の創作ではないかと言われているが、
この展示の椅子も含めて、歴史家の間では現存する拷問椅子は
実際に使われたものではないだろうという見解が一致しているとか。
これ、実際見た感じ、ただ座っただけではそんなに痛くなさそうだった。
江戸時代の石抱きみたいに、座った上で何か重いものを乗せれば別だが。







【苦悩の梨】

拷問具その2。お口用。
まず歯が折れ、最後には顎が砕けるというなかなかエグい代物だが、
形といい細工といい、美しかった。
指潰し用と脚用の拷問具も並んで展示されていたが、この口用が
飛び抜けてデザインがよかったなあ。







【魔女の布】(16~17世紀)

「神の裁きの際に」使われたという記録がある布。
焼けた鉄を持たせた後、手を布で包み、3日後に布を開いて
手が膿んでいれば有罪、そうでなければ無罪という判定らしいが
そんな無茶な。

実際に使用されたかどうかは不明と解説にあったが、なんかこの
焼跡が人間の手の跡のようにも見えて(大きさもちょうどそのくらい)
なかなかにゾっとした。






 

 【フランケンタールの斬首用剣】(1600年頃)

ドイツ南西部の町フランケンタールでは17世紀になっても魔女裁判が
行われていたが、過度に苦しむことのないよう、首をはねてから火あぶり
という「温情の審理」が認められるようになっていた。

写真中央の剣の刃の銘文(和訳)
「お前の行為のうちに、自由にさせよ。神がお前の救い主であるようにと祈るのだ。
始めも真ん中も終わりも、すべて神の手の内にあり」







【死刑執行人の鉄マスク】(16世紀)

死刑執行人が職務を行う際につけていたとされる鉄マスク。
不浄とされる仕事なので、悪影響が私生活に及ばないようにするためと、
処刑した魔女の仲間からの復讐を避けるための2つの理由があった。

これはドイツのコレクションなんだけど(実際に使用された国の表記はなし)
死刑執行人といえばサンソン家だよね!
彼らが覆面をしてたという記録を読んだことはないんだけど、
デュマの『ダルタニャン物語』では確か死刑執行人は覆面(仮面)してたような。
はて・・・・。







【ワルプルギスの夜】(1919年)




【魔女のサバト】(1919年)

どちらもオスカー・ラスケの作品。
絵画の展示はたくさんあったんだけど、あまりピンとくるものがなかった。
この2つは構図やタッチが好みでしたっす。







【ワルプルギスの夜】(1862年)

グスタフ・アドルフ・シュパンゲンベルクの作品。
ゲーテの「ワルプルギスの夜」を題材にしたもの。


 






全体的な印象として、ヨーロッパの歴史の中で「魔女」と呼ばれた異端の存在と、
近世ヨーロッパの「魔女裁判」の実情を真面目に検証した、大変まともな展示だった。
博物館や美術館が主催でないので、もっとセンセーショナルでエグい展示が
多いのかなと勝手に思ってて申し訳ありませんでした。((-ω-('ω'〃)

その分、いわゆるオカルトファンの好奇心を満たすような、
あからさまに怪しいアイテムはほとんどない。それこそアイアンメイデンとか。
(※掲載はしませんでしたが、ミイラや奇形動物の剥製など、若干注意を要する
展示物もあったので、小さなお子さんを連れて行かれるのはお勧めできません。)



展示の最後に、魔女を扱った日本の漫画作品の原画やイラストの展示があって、
水薙竜先生の「ウィッチクラフトワークス」の表紙原画、
石川雅之先生の「純潔のマリア」生原稿が目玉飛び出るほど美しかった。

内覧会は魔女コスの来場者にはポスタープレゼントというオマケがあったため、
他のお客さんのコスプレなども見てて楽しかったですわ(゚▽゚*)








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