綿矢りさ 『大地のゲーム』

大地のゲーム


私たちは、世界の割れる音を聞いてしまった―。21世紀終盤。巨大地震に見舞われた首都で、第二の激震に身構えつつ大学構内に暮らす学生たちと、その期待を一身に集める“リーダー”。限界状況を生き抜こうとする若者の脆さ、逞しさを描く最新長篇!


綿矢りさ『大地のゲーム』読了。
地震がテーマでこの挑発的なタイトル、さぞかし覚悟があるんですね、と思って
読んでみたら、やや肩すかし・・・?

別に震災がテーマだからといってスケールがでかい話じゃないといけないって
わけじゃないですが。
わたしにはリーダーが何を目指してたのかもよくわからず、結局全ての揉め事は
痴情のもつれですってこと・・・・・??
大学構内という狭い世界で若者が暮らしてれば当然起こりうることなので
リアルっちゃリアルだったが。

<ネタバレ>主人公が、第二の巨大地震の警報後にシェルターに逃げず、
とっさにマリを殺しに行った展開はとてもよかったです。


 夏休みの前の地震で一つ学んだことがある。もしかしたら私はその学びを生かし、実践するために、新しい災害が起こるのを心のどこかで、ずっと待ち望んでいたのかもしれない。
 人がたくさん死ぬときに殺せ。 (p133)


<ネタバレおわり>



わたしとしては『憤死』みたいな、精神的キャットファイトがもっと読みたい。


憤死
憤死
posted with amazlet at 15.01.24
綿矢 りさ
河出書房新社
売り上げランキング: 263,353







0 コメント:

コメントを投稿