グリゴリー・オステル 『いろいろのはなし』

いろいろのはなし (はじめて出逢う世界のおはなし―ロシア編)

閉園後の遊園地で、メリーゴーランドの7頭の馬たちは今夜も園長さんにお話をねだる。知っている話をぜんぶ話してしまった園長さんは、「最後のお話」を語りはじめるのだが、ただ静かに話を聞いている馬たちではなかった。いつしかお話は42話にまでふくれあがり…。片づけが大の苦手な詩人パンプーシキン、不良ヤギのマトヴェイに一目ぼれして駆け落ちする乙女羊ビャーシャ、電気頭脳をもったバイクと抜群の推理力で悪者を追いつめる警官イワン、いろんなものに間違えられながら逃げまわる猫のアクシーニャなど―おちゃめな登場人物や動物たちであふれかえる。

グリゴリー・オステル『いろいろのはなし』読了。
(原題:Сказка с подробностями 訳:毛利公美)
第4回Twitter文学賞海外編第16位

夜伽の女性を次々に殺してしまうシャフリヤール王に
千夜に渡って色々な物語を聞かせるシャハラザードのように、
閉園後の遊園地で、メリーゴーランドの馬たちにせがまれるまま
園長さんが話して聞かせる42のいろいろなはなし。

子供向けに書かれたものだけど、テンポがよくてユーモアがあって
大人でもじゅうぶん楽しめる。たまに炸裂するロシアン・ジョーク(笑)も、
ロアルド・ダールほどのブラックさはないな。

このシリーズ、他にはチェコとフィンランド編があるみたい。
フィンランド編おもしろそうだなー。これもいつか読もう。


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