『アンソロジー おやつ』

アンソロジー おやつ


思わずにんまり、至福の時間。おやつに育てられ、おやつに癒やされる。甘いも辛いも42篇。

襲い来る食欲に耐え切れず、読みながら手のひらサイズのミニ羊羹を
貪り食いました。胸やけ上等ッ!!

特に矢川澄子の「幻のビスケット」、阿部艶子の「きんとん」
久住昌之「おはぎと兵隊」、筒井ともみ「くすぐったい白玉」
の4篇が、なんともいえない情緒があって良かった。

少し大きな平皿の端の方に、水気を少し残したままの白玉を置く。五個か六個。皿のもう一方の端に砂糖をスプーン一杯ほどのせる。静かに静かに皿を揺する。白玉の肌にあった水分が流れて、砂糖を溶かし始める。ぽってり水分を含んだ砂糖になったところで、白玉をまぶして食べるのだ。これが白玉のファンタスティックな味を邪魔しない、なにより美味しい食べ方だ。 「くすぐったい白玉」(p98)


ファンタスティック!!エクセレント!!!!


白玉なら、普通にきな粉か粒あん派ですがこれはぐらっときた。今度やる。


江國さんのに出てくる「モロゾフのミニシュークリームコアントロー味」に
異様な執着を持ってる女性作家がもう一人いた気がするんだけど
誰だか思い出せない。長野まゆみだったかなあ。

ちょいちょい挟まれる、岡本真菜子さんの撮りおろし写真もすごくよかったです。




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