石田千 『役たたず、』

役たたず、 (光文社新書)

だいじなことは、役にたたない。そして一見、役にたっているようにみえるものも、ひと皮むけば役たたず。役にたつことばかりしていると、暮らしも人も、痩せていく―。古風な下町感覚の文章を書きファンの多いエッセイストで、ここ最近は小説家としても頭角を現している石田千が、日常のなかで綴った「役たたず」の視点からの風景。二年あまりにわたる連載の途中では、大震災が起き、そのときの空気感も文章としてリアルに切り取られている。相撲好き、競馬好き、ビール好きの「町内一のへそまげちゃん」が、だいじにしたいもの。へなちょこまじめ日常記。


石田千 『役たたず、』読了。

この人となりといい文章の空気の抜け方といい、やっぱり好きだーって思う。
そして相変わらず、寝そべってたるーん、と読んでいると、
唐突にギクっと身を起こすような一文が出てくるところも。


この人のエッセイでは一番最初の『月と菓子パン』がダントツ好きなんだけど
この頃と比べると、やっぱりご本人の意識のようなものも変わってくるのか
「あ、こういうこと書いちゃうようになったんだ、」とそういう驚きもあった。
(前は政治に対する言及とかぜったいなかったよね)


月と菓子パン月と菓子パン
(2004/04/24)
石田 千

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