「ジレンマ+」編集部 『女子会2.0』

女子会2.0

磨きすぎた女子力はもはや
「妖刀」である

「女子力アップ」の果てには何があるのか? 「結婚」で幸せになれるのか――気鋭の論客らが、“女子会"の場を借りて、若い女性を取り巻く環境を分析する。結婚観の変遷、専業主婦志向などをテーマとした論考も加わった、女子必読の一冊。著者は千田有紀、水無田気流、西森路代、古市憲寿、白河桃子、石崎裕子の6氏。

「ジレンマ+」編集部 『女子会2.0』 読了。

うぬう。
1ページ毎に「あっそーそーそー!」と膝を叩いていたと思えば
突然ギロチンが降ってくるような、そんな本です。

三十路独身にとっては、耳が痛いどころかザックザクと
景気よく首が飛ぶかんじでした。
しかし、日頃から何となく感じるモヤモヤを明確に理論化してたり、
思いもよらなかった統計データが出てきたりして、大変面白かった。

座談会のメンツは社会学者やその界隈の方が多いので、
「M字型雇用」「SSM調査」「ソーシャル・キャピタル」なんていう
ガチ社会学用語もぽんぽん出てきますが、ページ下に
脚注として説明があるので、いちいちググったりしなくて済みます。

まあ人によって色々感じる&考えるところがあると思うので
未婚女性には是非おすすめしたいです。
首が飛んでも責任は取らないけど☆



以下、心に残った(傷を残したともいう)キーワード。

☆西森「今、男性のほうも、自分の持っている資産を結婚によって減らしたくないですよね。だから、結婚によって、階層が下がることも望んでいない気がします。」(p36)

上から目線の平等志向 (p39)

☆男性に選ばれないと「かわいそう」ですか? (p82)

☆古市「つまり、持って生まれた容貌は、今現在の「美」にはあまり関係ない。しかし、生まれ落ちた文化階層によって、自分をきれいに見せるテクニックが身に着けられるかはだいぶ規定されてしまう。ということは、結局生まれが大事という話になってしまいます。」(p93)

☆西森「そうなんですよ。自家中毒というと、女子会の中で素敵な私を高め合うという方向性もあるんですが、今や女子会の中では、自分たちのグループのみんなを出し抜かないように、自虐的なことを言い合ったりして、それぞれが自縛し合うという状態があります。特に上昇志向というのが、女子の中では全然いいことに向かわない感じがします。」(p109)

☆千田「「女子力を高めればなんとかなるかも」と思ってしまうのですが、実はそのアグレッシブな女子力というのは引かれていたりとかする。男子が相手に求めるものは「共稼ぎしてほしい」という・・・(後略)」(p110)

☆「いつかいい人が現れるよ」神話 (p150)

☆前期アラフォーたちが未婚なのは、いつかこんな私にもぴったりと合う相手が現れるのではないかと、気長に、ぼんやりと生きてきたら、知らない間にこんなふうになってしまったというだけで、(後略) (p153)

☆磨きすぎた「女子力」はもはや妖刀である。 (p166)

☆西森「打算が見えるからいけないんですよね。
 水無田「完璧に打算が見えないぐらい女子力が高ければ、いいんですよね。」
 千田「本当に女子力が高い人は、自分も騙していますからね(笑)。」(p197)



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