嬉野君 『金星特急』1

金星特急 (1) (ウィングス文庫)

嬉野君 『金星特急』1 読了。

絶世の美女という言葉すら生ぬるい、全ての男の運命の女・金星。
彼女の花婿に選ばれれば、この世の栄華は思いのまま。

花婿候補たちを乗せた列車“金星特急”は、
いずこからともなくやってきて、どこへとも知れず消えてゆく。
そして、花婿候補たちは誰一人、戻ってくることはない────



これは面白い。
これぞ新書館!


面白いのに、いまいちメジャーになり切れない感!!

(全力で褒めてる)

このラノベ戦国時代において、ウィングス文庫、という
マイナーレーベルから出ている冒険ファンタジーもの。

いやー、もうね、懐かしいんですよこのテンション。
王道を掠りそうで微妙に逸れる独特の味わいがね!
(繰り返しますが褒めています)

月刊Wings、サウス、小説Wingsを毎号欠かさず発売日に買っていた時代が
わたしにもありました( ´ー`)
テン・カラットなんていう意味不明な増刊もありましたね、
まだ覚えてるよ、楠本まきが表紙のやたらデカい本。
あれなんだったんだろうね、1号きりしか出なかったけど・・・。

あの頃のWings・サウスってさあ、
CLAMPと西炯子とよしながふみと高河ゆんが同じ雑誌に載ってたんだぜ。
今となっては夢のような話だろ・・・?

当時はまさか、土6ガンダムをゆんせんせーのデザインで拝めるとか、
月9でよしながさんのマンガがドラマ化されるとかね、
CLAMPがNHKでアニメ化されるとかね、
まさかそんなね、まさかそんな時代が来るなんてね!!

(ところで源氏どうなったですか、原獣文書どうなったですか、
 水月博士と黒井貴也はどこ行ったですか・・・・)



~~~懐古終わり~~~


というわけで金星特急1巻です。
1巻は世界観をざっくり描きつつ、とにかく謎!謎!謎!
この人はいったい何なの?こいつ怪しい!気になる!!
と、謎をてんこもり積み上げてのスタート。

おそらく遠い未来というかパラレルワールド?なのかな?
主人公たちが出発するのは現代ニッポン的東京駅だけど、
主人公の母親が花魁だったり、世界が共通語化されていたり、
日本が3つの橋で外国とつながっていたり。

この世界観と、金星という謎だらけの美女が募集する花婿候補、
その花婿候補たちを乗せて走る謎の列車・金星特急。
この設定が、いわゆるファンタジーの“王道”には掠りもしない、
先が全く見えない途方もなさがあって、非常に引き込まれます。

なにより、キャラクターがいい!(*゚∀゚)=3
意識して描かれているのか、ビジュアルがいい意味で“漫画的”
元気と無邪気さが取り柄の、ただの高校生・錆丸と、
なにやら物語の謎が秘められていそうなペットのトカゲ、ウェル。
黒ずくめで一匹狼、やたらに腕の立つ隻眼の砂鉄。
金髪碧眼美貌の騎士(ただし大食らい)のユースタス。

砂鉄とユースタスはやたら強いし、もりもり裏事情を背負ってそうで
すごくそそる。やたらそそる。

あと砂鉄がとても好みです。

ユースタスに関しては
<ネタバレ>あれ?この人女じゃね??<ネタバレ終わり>
という伏線っぽいシーンがほんのり出てきたりするんだけど。

ちなみにヒロイン??の金星は1巻ではビタイチ出てきませんw

こちら完結済作品なので、一気に読んでしまうか、
一月に1冊のお楽しみにするべきか、とても悩むね!


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