海猫沢めろん 『ニコニコ時給800円』

ニコニコ時給800円

海猫沢めろん『ニコニコ時給800円』読了。

マンガ喫茶店員、アパレル、パチンコ屋、ネトゲGK。
様々な業界で「時給800円」で働く人々の悲喜こもごも。
コメディタッチのオムニバス。

語り口がライトでテンポがいいのでサックサク読める。
かなり取材をしたのか、それぞれの業界ならではの
エピソードがリアルで、出てくる“困った人”も
「ああ・・・いるいるこういうやつ・・・」というキャラクターで
エンタメとして上手く出来てるなあ、という印象。

キャラクターも台詞回しもかなりオタク寄りなので
ライトノベルとして読んだほうがよろしいかも。
特に最終話は、2chやネットゲームを全く知らない人が読むと
たぶん意味がわからない。

各話のオチも、シュールにしたいのかクスっとさせたいのか
若干わかりにくいです。
読んでる最中は面白いんだけど、特に心に残るものはないなあ。
最終話の「ネットワークの王子様」だけちょっと趣が違っていて、
今の日本の雇用状況とか問題を風刺しつつ、
“労働”って何なのだろうか、働くことで人は幸せを得られるのか、
そういうテーマが描かれてます。
・・・が、最終話のリュウセイくんてキャラが濃すぎて
彼が全部持って行ってしまった感(o´∀`o)
彼が主人公の話をちょっと読んでみたいな。


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