蜂飼耳「食うものは食われる夜」「紅水晶」


食うものは食われる夜

紅水晶


蜂飼耳「食うものは食われる夜」「紅水晶」読了。


「うきわねこ」っていうお気に入りの絵本がありまして、
(これめっちゃ可愛いので!可愛すぎて悶絶するので是非読んでほしい)

うきわねこうきわねこ
(2011/07)
蜂飼 耳

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この方はどういう方なのかなーと思って調べたら、
中原中也賞とかをお取りになってる詩人さんなんですね。
まずもう、「蜂飼耳」ってペンネームがすばらしくすてき。

絵本の他にも、詩集や小説も出してらっしゃるということで
詩集と小説とを借りて読んでみました。

詩ってもともとほとんど読まない(特に現代詩)んで
いわゆる自由詩の言葉運びに面食らう。
「誰にも見えない降伏の旗」の出だし部分。

非常用のごはんなら まだある 牡蠣フライなら まだ
予告された摩擦は 足早に過ぎ なにもなくてよかったね (p56)


うん・・?
音韻がどうとか、味わいがどうとかもっともらしいこと言えないんですけど
わたしはすごく好きです。
解釈がどうこう、とかシチュエーションを想像するより、
ただぼんやり言葉に弄ばれてる感、を楽しむかんじ。

で、期待して短編集「紅水晶」を読んでみたのですが
これがちょっと・・・。わりとエログロな要素が強くて読むのに疲れました。
中山可穂さんとか、梨木香歩さんのドロっとしたところ、
ああいうかんじがわりと延々続く。全体的に薄暗いです。
あと出てくる男がみんな最低野郎で・・。救いもあんまりないw

5編の短編からなる本なんですが、5編すべてが森とか石とか虫とか
そういうものが話の中心にあって、その描写がものすごい濃くて息苦しい。
ペンネームからしても、そういうものにどうしようもなく惹かれる方なんでしょうね。
うーん、ちょっと、読むのに疲れるのでわたしは苦手ですね・・。
期待していただけに、残念。。。。


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